2022/10/12 20:00
片岡さんのこれからのビジョン
「おいしくて、安全な作物には、ちゃんと売り先があります。
農家が、きちんと収入が得られるようになれば、子供たちもやりたいと思うのではと考えています。そして、農業の後継者が出てきてくれると思っています。
作物の選定は必要ですが、こだわって続ければ、答えてくれる人が必ずいます。
今はプランターに植えているブルーベリーですが、地植えにしていく予定です。もしかしたら、収穫量が一時期減るかもしれないけれど、より自然な栽培へと移していきたいと考えています。」
照れ笑いのような笑顔で、話してくださる片岡さんは、言葉では表せないたくさんの苦労と、その中で、決断と覚悟をした後の、本当の喜びや幸せを体現されている、そんな印象でした。
※裏話※
生活のために始められたブルーベリー栽培でしたが、片岡さんの農地は山々に囲まれ、“日照時間5時間”で、育ちが遅れるために、一番出荷量が多く一番単価が低い時にしか出荷ができず、「まったく儲からなかった」とのことでした。鮮度が命なので、スピード勝負の上に、JAの決まった箱(200円)に入れ、バイトを雇って出荷作業をしていました。
当時1キロ1500円のブルーベリーの売上は、手取り1000円を切っていました。JAからは、流通日本一の愛媛は県外に販売するため、「とにかく腐らないもの」を要求され、まだ赤い未熟なブルーベリーを摘み、腐らないけどおいしくないブルーベリーを出荷していました。
現在販売は、農園に来てくださる繋がりのある方と、SNS、通信販売で完熟でおいしいブルーベリーをお届けされているとのことです。
片岡さんのブルーベリーはこちらから購入できます↓
(今年は完売とのことです!)
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